七事式
しちじしき

茶の湯の精神、技術をみがくために制定された稽古法。数茶(かずちゃ)、廻花(まわりばな)、廻炭(まわりずみ)、且坐(さざ)、茶カフキ(ちゃかぶき)、一二三(いちにさん)、花月(かげつ)の七つがある。表千家7代の如心斎が、裏千家8代の一燈宗室や高弟たちと相談して制定した。「七事」は『碧巌録』(臨済宗にて重んぜられる北宋圜悟の書、宗門第一の書とも)にみえる「七事随身」(指導者としてそなえるべき七つの徳)の語にちなむ。

表千家不審菴 閉じる