山上宗二記
やまのうえそうじき

安土桃山時代の茶の湯の伝書。天正16年(1588)から同18年頃にかけて、千利休の高弟山上宗二によって著され、何人かの弟子に与えられている。珠光登場までの茶の湯の歴史をはじめ、東山御物を中心とする名物記、利休の茶の湯に対する評価なども記されている。利休時代の茶の湯を知るうえで貴重な史料である。

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