夜咄の茶
よばなしのちゃ

冬至に近い冬の夕刻からはじまり、立春までの間、夜長を楽しむ茶事。午後6時頃よりはじまり、薄茶(前茶とよぶ)がもてなされたあと、初炭、懐石、中立、濃茶、後炭、薄茶の順に進められる。夜咄は茶事のうちでも最もむつかしいものとされ、「茶の湯は夜咄にてあがり申す」と千利休の孫元伯宗旦は教えていたという。

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