残月亭
ざんげつてい

表千家にある書院形式の茶室。千少庵が、利休の聚楽屋敷にあった色付九間書院を写したものと伝えられる。内部は十畳敷で、二畳の上段の間があり、床前の右手には付書院をそなえている。「残月亭」の名の由来は、豊臣秀吉が上段の床の柱(太閤柱)にもたれて名残の月をながめたことによると伝えられる。

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