佐賀県唐津市を中心に、佐賀、長崎の一部の窯で焼かれた焼物。文禄・慶長の役の後、朝鮮の影響をうけて大発展をとげ、多くの茶陶を生んだ。6代家元の覚々斎が徳川8代将軍吉宗から贈られた「桑原茶碗」は、江戸時代初期の唐津焼である。