山居ノ体
さんきょのてい

室町時代、わび茶の流行にともない、市中にありながら山住まいを思わせるような茶室がつくられるようになり、当時それらは「市中の山居」と呼ばれた。草庵風の茶室を構え、そのまわりは木々でおおわれていたという。中世における草庵の隠者(遁世者)の思想の影響を受けていた。

表千家不審菴 閉じる