躙口
にじりぐち

小間の茶室の出入口。「にじりあがり」「くぐり」などとも呼ばれる。高さ2尺2寸(約67cm)、幅2尺1寸(約64cm)程度のものが多い。客はこのような狭い入口から身体をかがめてにじって茶室に入る。にじり口は俗世間(茶室の外)と聖なる空間(茶室の中)を隔てる結界の役割をはたすものといえる。

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