懐紙
かいし

(1)茶席で、客が常に懐中する紙。濃茶の茶碗の飲み口をふいたり、菓子をとって食べる時や懐石の時などに用いられる。大きさには大小2種あり、大は男子のみ、小は男子、女子ともに用いる。
(2)和歌、連歌、詩などを書くのに用いた料紙。縦横の長さは1尺5寸(約45cm)ほどで、檀紙、杉原紙、奉書紙などがある。

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