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茶の湯を造形する
茶室も茶事に使われるものですから、やはり茶の湯の道具ということができます。茶の湯道具は、いずれもそれを拝見するだけで、茶の湯の気持が伝わってくるものです。茶室においてもそのようにあらねばなりません。
亭主(隠者)には、もう世間的な見栄も体裁も要りません。それで茶室の外観も、構えたところやいかつさのない姿につくります。屋根も聳(そび)えるような感じにならないよう、なるべく低く、そして軽やかに形づくります。足もとも、差石と言って小さい石を並べ、草鞋ばきの風情(ふぜい)につくります。立派に見せるのでなく、質素に見せようという工夫で貫かれています。
軒も低い、室内の天井も低い、しかしここはもてなしの空間ですから、客に窮屈な思いを与えることはできない。例えば隅の柱を消して壁を塗り廻したり、天井の一部に屋根裏を取り入れるなど、狭さを忘れさせる工夫が、茶室にはほどこされています。二刻にわたる茶事に、客が耐えられるだけの空間のゆとりが必要でした。
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表千家不審菴:待庵 天井
差石 さしいし
草鞋 わらじ
二刻にわたる茶事 ふたときにわたるちゃじ
二刻は4時間。利休は一会の茶会を4時間までに制限した。現在も、茶事は約4時間のうちに行われる。
Japanese Tea Culture
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