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日本の家屋と同じように、茶室も木と土と紙の家です。しかし草庵の茶室では、より自然な素材を使います。柱をはじめ多くの部材は、角に製材しないで丸太のままを使います。角材に比べ丸太は優しい感じを与えます。特に杉丸太が好まれました。また丸太は立木(たちき)の頃の姿を残し、太さが一定でなかったり、凹凸があったり、曲りがあったりします。それだけ自然らしさを留めているために、用いる材です。
このような丸太を使いこなす建築技術が、草庵の茶室には必要でした。角材ばかりで組み立てるのとは、少し異なった創意工夫を要する技術です。建物は水平・垂直に組み立てられるものですから癖のある丸太でも、見た目に不自然でないように扱わねばなりません。丸太にはそれぞれ異なった表情があります。自然がつくり出すそうした表情を、巧みに生かすのも、工匠の感性であり、技であります。待庵の床框のごときは絶品の一つです。丸太には皮付きのまま用いることもあります。異なった材種を取り合わせることも少なくありません。草庵の茶室は、自然の材との限りない付き合いが楽しめる世界であります。
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表千家不審菴:待庵 床框
Japanese Tea Culture
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