大寒(だいかん)の日には、早朝井戸から水を汲み一升瓶に入れ、納戸(なんど)に保管する習いがあります。これを「大寒水」といいます。一年のうち最も寒さの厳しい大寒に採水した水のことです。古来よりこの時期に汲んだ水は体に良いとされ、その水は1年間腐らないといわれています。
また2月は大きな行事もなく、準備の月でもあります。この時期は今年の献茶の担当、講習会へ行く場所が決まり、先方(神職や僧侶、支部の担当者など)とのやり取りも徐々に始まります。献茶や茶会の準備は2ヶ月前から、遅くとも1ヶ月前から始まるので、春の献茶の準備は、始めなくてはいけません。例えば献茶で使う炭の在庫や献茶道具、茶会で使う水屋道具を改めて、補充などを行います
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