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千利休『逢源斎書』より

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千宗旦「元伯宗旦文書」より

千宗旦「茶杓絵讃」より

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   「少庵の事績 京都と会津」

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千利休 『逢源斎書』より その4
易茶之湯ニ被参、中立候テ花入ニ花入候つるを被見候テ、
此坊主ニ久しくあわぬと被申候、
【大意】
宗易(利休)がある人の茶の湯に行かれ、中立(休憩)のあと、(後座の床の)花入に花が入れられているのを見て、「この坊主に久しく会っていないな」と申された。

江岑宗左(利休の曾孫)の聞書き『逢源斎書(ほうげんさいしょ)』に見える利休の逸話です。
この茶会に同座した人たちは、利休が何を言っているのか不思議に思っていたところ、茶会がすんでから、利休は「勝手(水屋)に池坊が居るはずである。ここへ出てきなさい」と言いました。つまり、利休は花を見て、それは池坊が入れた花であることを見抜いた話です。最後に「不思議なことだ。花を見ただけで、誰がいけたかを申された」と記されています。ここに登場する池坊は華道池坊初代の専好で、安土桃山時代にいけばなの名人として活躍し、元和7年(1621)に81歳という高齢で没しています。
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