世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

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茶の湯の楽しみ

静聴松風

茶人のことば

村田珠光「心の文」

その1

その2

その3

その4

武野紹鴎『山上宗二記』より

千利休『逢源斎書』より

千道安「茶の湯道歌」より

千宗旦「元伯宗旦文書」より

千宗旦「茶杓絵讃」より

江岑宗左「江岑宗左茶書」より

千少庵
   「少庵の事績 京都と会津」

随流斎『随流斎延紙ノ書』より

内弟子「玄関」の一年

茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

茶室への誘い

利休をたずねる

花所望

村田珠光「心の文」その1
此道、第一わろき事ハ、心のかまんかしやう也、
「かまん(我慢)」というのは、こんにちの意味とは違って「われこそは」と慢心すること。「かしやう(我執、あるいは我情とも)」は自分に執着して我を張ることです。
珠光は、茶の湯の道にとって最も大きな妨げとなるのは、慢心と自分への執着である、といいます。このあと続けて「巧者をねたみ、初心者を見下すようなことはあってはならない」と言っています。人の心には慢心と自分への執着があるから、自分よりも優れた人に対して反感を持ち、初心者を見下す。「優れた人には近づいて、その上手なところに感心する気持ちが大切であるし、初心者はその修行を助けてやらねばならない」と説いています。
珠光が生きた室町時代、人びとが集まって茶を飲むことが楽しみとなり、茶の産地や銘柄を飲みあてる「闘茶」などが盛んにおこなわれ、茶の湯はにぎやかな宴会の中で楽しまれていました。こうした中、珠光が「心の文」で主張したことは、茶の湯の歴史において画期的なできごとであり、わび茶の出発点となるものでした。
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Japanese Tea Culture

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