世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

形とふるまい

茶の湯の道具

茶の湯の楽しみ

静聴松風

茶人のことば

内弟子「玄関」の一年

茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

花見団子

柏餅

落とし文

水無月

琥珀糖

笹栗

これまでの連載文

茶室への誘い

利休をたずねる

花所望

茶の湯の菓子

笹栗
笹栗

虎屋のキントンの内でも最も気の利いた一つであります。 笹栗と呼ぶ小ぶりの栗を中心に置き、周囲をキントンで包み、いが栗に見たてています。秋に楽しみな菓子であります。
9月の家元稽古場に使われる時、「武蔵野」と呼ばれる惺斎好大樋飴薬の食籠に盛られることが、多くあります。光悦の硯箱風のヤンポ(かぶせ蓋の菓子入れ)で、外側にはススキが全面に彫られています。秋の風情のススキが原を、京都ではよく「武蔵野」と呼び、関東では「嵯峨野」といいます。お互いに遠くを思いやる方が、風情があるということでしょうか。

Japanese Tea Culture 前ページ 次ページ

表千家不審菴:表千家不審菴のこと

表千家からのご案内表千家北山会館表千家不審菴:ご覧になられての感想表千家不審菴:お問い合わせ
表千家同門会のこと
Copyright© 2005 OMOTESENKE Fushin'an Foundation. All Rights Reserved.