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茶の湯の菓子

粽
粽

本来保存食で、中華料理にもその名があります。紀元前中国の戦国時代に始まるといいます。中国の故事に因んで、日本でも5月5日の端午の節句の菓子となりました。
川端道喜は永正年間(1504-21)から餅屋を始め、毎朝御所に供御(くご)の餅を献上するなど、京都の餅屋を総括する役目を果たすのみならず、禁裏に関わる食事一切の統括をあずかりました。天正5年(1577)の禁裏築地修造では作事奉行をつとめ、私財を投じました。 道喜の粽は希望者が多くなかなか入手困難ですが、厳選された笹と丁寧な仕上げで他に追従を許さない特徴があります。味はもちろんですが、笹をはずしてみますと、細い側の先まできっちり羊羹地や水仙地が埋まっています。粽のみならず、御所に献上する菓子が今も伝えられております。花びら餅などもその一つです。

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