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茶の湯の歳時 初釜
茶の湯の歳時 初釜
元伯筆 二行
「春入千林処々鶯」
年末の慌ただしさが終わりを告げ、新年を迎えた1月。京都でも北の方はうっすらと雪化粧が施されます。1月は元旦から御祝いごとの行事が続きます。元日の早朝、井戸より若水をくみ上げ、その水と炉中の昨年からの埋(うず)み火を用い、釜を掛けます。
新年最初の儀式はその釜にて大福茶(おおぶくちゃ)を行います。家元に於いてはお家元自らがご家族にお茶を振る舞われ、その相伴として内弟子も同席させて頂きます。その後、職家方等の新年の挨拶と続きます。この大福茶、村上天皇時代、疫病が流行しました。その際、空也上人(くうやしょうにん)が仏供(ぶく)に茶を献じ、万人に施したところ平癒された事から、新年の悪気を払うとされ行われるようになりました。
三ヶ日はお正月のゆったりした中で年始のご挨拶に伺ったり、ご挨拶にお見えになられる方に一服のお茶を振る舞いながら過ごします。8日には今宮戎(えびす)神社に於いて1年最初の献茶式が行われます。10日から14日は京都、17日から20日は東京、25・26日は九州に於いて初釜と1月は喜びの行事と続きます。
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