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而妙斎好 春野旅箪笥 12代宗哲作
而妙斎好 春野旅箪笥 12代宗哲作
穏やかな気温となり桜が舞い散り、山路は淡い花びらの絨毯(じゅうたん)が敷かれる4月。8日には釈迦の降誕会、第2日曜日には京都・北区、大徳寺近くの今宮神社を始めとした社にて『やすらい祭り』が催され、春の到来を告げる行事が続きます。
9日には二条城に於いて観桜茶会が開かれます。清流園内の残月亭写・和楽庵(わらくあん)や香雲亭(こううんてい)を始め、庭園の芝生では床几(しょうぎ)を置き野点席となり、それぞれに於いて釜が掛かります。桜地紋の裏甲(うらごう)釜や而妙斎好 春野旅箪笥(たびだんす)といった春を象徴する道具が用いられる事が多くあります。
また、この時期より春の献茶式が始まります。家元は勿論の事、御一統様、それに準ずる茶人によって神前・仏前にご奉仕されます。以前にも触れましたが、点前はそれぞれの神社・仏閣によります。台子にて真の点前にて点てられ、天目茶碗にてお供えされます。真の点前や天目茶碗は本来貴人、その中でも特に官位の高い方をお迎えした際に用いられます。
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