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即中斎筆「山是山水是水」
即中斎筆
「山是山水是水」
雨に彩られ鮮やかな紫陽花が川辺に咲き、葉の上を揺らしカタツムリが行進する6月。1年の折り返しの季節ということもあり夏越(なごし)の祓いといった厄除けや、氷室の節句や嘉祥祝い(かじょうのいわい)といった行事が行われます。氷室の節句では昨年の冬の雪氷を用いて折餅や氷餅を作り、臣下に配ることを行います。金沢では加賀藩主前田公が氷室に保管した雪を徳川将軍家に献上することを行ってきました。献上された氷は雪の塊でしかありません。従って土などが付着していましたので、食することは適いません。将軍家にて冷をとる際に用いていたそうです。
現在でも金沢の郊外に於いて天然雪の保管をし、氷室開きも毎年行われます。また、その際には氷室饅頭を配る習慣として現在でも行われております。
 
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