立礼
りゅうれい

椅子とテーブルを用いた点前。明治5年(1872)、裏千家11代の玄々斎宗室によって考案された。 文明開化の時代、外国人に茶を飲んでもらう目的もあったと考えられる。表千家では、明治8年(1875)に堀内家で用いられた「タワフル夕顔蒔絵」の立礼卓が嚆矢とされる。室内のみならず野外(庭園)にて客をもてなす立礼も近時は盛んにおこなわれている。