圜悟の墨跡
えんごのぼくせき

中国宋代の臨済宗の僧で、『碧巌録』を著した圜悟克勤の墨跡。わび茶の祖とされる村田珠光が、禅の師である一休宗純より印可証明(悟りの証し)として与えられたことから、茶の湯の世界ではことに珍重されてきた。千利休も「圜悟の墨跡」を重視し、自らの茶会でも用いている。

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