開炉
かいろ

11月はじめ立冬を待って炉を開くことをいい、「炉開き」とも呼ばれる。11月より翌春5月まで、半年間炉による茶の湯がおこなわれる。また、その年の春に摘まれた新茶を使いはじめる口切の茶の頃と重なって、開炉の頃は茶の湯の正月ともよばれる。千利休の頃は柚の色づくのを見て炉を開くともいわれた。

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