免状
めんじょう

各流各派の家元によってその修業課程に応じて授与されるもの。「許状」「免許状」「相伝免状」などともいう。稽古の内容および段階は、流儀・流派によって異なるが、ある期間の稽古を積むことによって、次第に上級に進み、新しい免状を修得できるように、教課の階程が組まれている。
表千家不審菴の免状は、「相伝」の名で呼ばれる。師事する先生を通じて不審菴への「入門」を許された門弟には、その修業課程に応じ、「習事」、「飾物」、「茶通箱」、「唐物」、「台天目」、「盆点」の相伝が授与されることとなる。「盆点」のうえには、夫人の最高位の相伝「乱飾」、さらにその上位に、家元後継者をはじめわずかの男子高弟にのみ許される「皆伝」(または「的伝」ともいう)がある。

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