吸江斎
きゅうこうさい

文政1年(1818)〜万延1年(1860)。表千家10代。久田家より養子に入り、幼くして家元を継いだ。茶堂として仕えた紀州徳川家10代の治宝は茶の湯に熱心で、了々斎から一時預けられていた皆伝を吸江斎に授けている。天保10年(1839)には、利休の250年忌を迎え、祖堂(利休堂)の改築などもおこなった。