喫茶養生記
きっさようじょうき

建保2年(1214)、栄西によって著された書。茶は薬としての効能を持ち、人間の寿命を延ばすと説かれているほか、当時の茶のつくり方、飲み方を記している。栄西が将軍源実朝に茶を献じたとき、「茶の徳を誉むるところの書」も献上し、それが本書のもとになっているといわれる。