千利休を祖とする茶道の家元。三千家の一つ。江戸時代の初期、利休の孫元伯宗旦が隠居して構えた茶室「今日庵」を四男の仙叟宗室が継ぎ、基礎が固められた。「今日庵」は裏千家を代表する茶室で、家元を総称する。家元は代々「宗室」を称し、現在は16代の坐忘斎宗室にいたっている。