表千家不審菴：静聴松風：茶の湯といけばな［池坊専永氏］

世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

茶の湯やいけばなの美を究めようとするなかで、真に目指すものは、心の美、いうなれば生きる指針のようなものだと思います。なにごとも究めれば、強い芯となるように、花を究めればたおやかな花ですら強靭な力となることを先人達から教えられる気がします。そしてそれは、千利休、池坊専好の昔から現代に至るまで、この京都という土地が守り育んできた、美という強さそのものなのだと思います。
茶の湯といけばな、ともに美を磨き上げるもの同士、この先もこの地で寄り添ってゆくことと信じ、願っております。

「春風」而妙斎宗匠賛池坊専永画