茶会や茶事に参加すると、初めの内は正座の苦痛に負けて道具の鑑賞どころではなくなる。多少の知恵で苦痛をいなせるようになると、どっと、お茶が近づいてくる。尚近づきたくてお運びや水屋のお手伝いを始めてみると、亭主をつとめるのも、良き客になるにも、茶の湯にきちんと向き合うことの大切さを痛感する。客をもてなすことのよろこびと、良き客となる悦びをもっともっと体験したくなる。茶の湯とは、自らがプロデューサー、アーティスト、演者、クリエイターになれる唯一の芸術文化であると実感。「何だ、これは自分への推し活」だと当たり前のことに気付いてしまう。だからこんなに楽しい茶の湯にはまるのだ。
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