世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

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村田珠光「心の文」

武野紹鴎『山上宗二記』より

千利休『逢源斎書』より

千道安「茶の湯道歌」より

千宗旦「元伯宗旦文書」より

その1  その6  その11

その2  その7  その12

その3  その8  その13

その4  その9  その14

その5  その10 その15

千宗旦「茶杓絵讃」より

江岑宗左「江岑宗左茶書」より

千少庵
   「少庵の事績 京都と会津」

随流斎『随流斎延紙ノ書』より

内弟子「玄関」の一年

茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

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花所望

千宗旦 「元伯宗旦文書」より その10
先日、以外あつく候て風炉上候へ共、又炉ニなし候、
利休度々如此候、

ところが、宗旦は、暑かったので炉から風炉にかえたものの、寒くなったため、また炉に戻しています。しかも、興味深いのは、「利休もたびたびこのようにしていた」と語っていることです。利休は風炉にかえてからでも、寒くなれば炉に戻すといったように、その頃の気候に応じて臨機に炉と風炉を用いていたというのです。
この話は、いつも祖父利休のそばにいて、利休が為すことや話すことを見聞きしていた宗旦ならではの臨場感あふれる話です。そして、宗旦も利休にならっていますが、それは、かならずしも一つの約束ごとにとらわれることのない、機に応じた茶の湯でした。
宗旦は、自らが接した利休に関するさまざまな話をその都度江岑に語り、江岑はそれを聞書としてまとめています(『江岑夏書』)。それは、宗旦にとって祖父利休の思い出であると同時に、利休の茶の教えとしてもすこぶる大きな意味を持っていたのです。

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