世界の喫茶文化
茶の湯の伝統
利休の茶の湯とその流れ
茶室と露地
形とふるまい
茶の湯の道具
茶の湯の楽しみ
静聴松風
茶人のことば
了々斎『勤書』より
その一
その二
その三
その四
茶人のことばと人となり
これまでの掲載文
表千家の茶事
内弟子「玄関」の一年
茶の湯の歳時
茶の湯の菓子
茶室への誘い
利休をたずねる
花所望
さて、当日は予定どおりに御成りをお迎えし、了々斎は治宝公に料理、濃茶、薄茶を差し上げました。お茶を差し上げた際の道具組は会記として別に残されています。その記録によれば、家元に伝来する歴代ゆかりの道具が取り合わされ、茶碗は利休居士が所持した天目と天目台が用いられました。治宝公は了々斎のもてなしにたいへん満足し、家元でのお茶を心から楽しまれたようです。 治宝公は夕刻、家元を出発して宿泊先の伏見まで戻りました。了々斎は治宝公からさまざまな品を拝領しましたが、そのなかには「雪舟筆 文殊像」の掛物もあり、こんにちまで家元で大切に伝えられています。
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