川上不白
かわかみふはく

享保4年(1719)〜文化4年(1807)
江戸中期の茶匠。不白流の開祖。表千家七代如心斎に師事し、大徳寺大龍和尚に参禅、初め宗雪、のちに不白と号した。25歳のとき七事式の創案に参画した。寛延3年(1750)、32歳で江戸下向、如心斎の許しを受けて江戸に住し、千家茶道の普及に努め、一流を許されて江戸千家を称した。
如心斎の側近にあって茶道修業上の茶話を筆録した『不白筆記』など、聞書を多く残した。

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