中唐の政治家、張継(ちょうけい・生没年不詳)の七言絶句。南に下る旅の船の中で、寝付かれずにいると、蘇州の寒山寺の鐘の音が響き、まだ夜が明けていないのを知る。 月落烏啼霜満天 江楓漁火對秋眠 姑蘇城外寒山寺 夜半鐘聲到客船 つきおち からすないて しも てんに みつ こうふう ぎょか しゅうみんに たいす こそじょうがい かんざんじ やはんのしょうせい かくせんにいたる