「夜直」
やちょく

北宋の政治家、文学者 王安石(おうあんせき)が、春の宿直の風情を、時間の流れとともに詠じた詩。
蘇軾の「春夜」とともに、春の夜を詠じた詩では、双璧と称されている。


金炉香盡漏聲残
剪剪軽風陣陣寒
春色悩人眠不得
月移花影上欄干

きんろ こうつきて ろうせいすたれ
せんせんたるけいふう
      じんじんとしてさむし
しゅんしょく ひとをなやまして
      ねむりえず
つきうつりて かえい らんかんにのぼる

表千家不審菴 閉じる