「夏日西斎即事」
かじつせいさいそくじ

北宋の政治家、司馬光(しばこう)の詩。中国の歴史書『資治通鑑(しじつがん)』の著者として知られる。
ざくろの花はまだ咲かず、えんじゅの木陰は暗く雨が降りそうだ。閑散とした我が家の庭に、ただ、小鳥だけが訪れる。


榴花映葉未全開
槐影沈沈雨勢来
小院地偏人不到
満庭鳥迹印蒼苔

りゅうかはにえいじて
    いまだまったくはひらかず
かいえい ちんちんとして
    うせいきたる
しょういん ちへんにしてひといたらず
まんていのちょうせき そうたいにいんす

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