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 吸江斎筆 宝舟絵賛 「節分に福は内へと宝舟」
また献茶や茶会には『引き継ぎ資料』といって過去に担当した玄関が、その時の記録を活字や図面にして資料を残し、それが約40年分あります。例えば今年の4月9日桜満開の二条城の茶会を担当した場合、去年の玄関担当が細やかな資料を残しているので、それを見たら、用意する水屋道具や発注品、全体の流れ、前日の掃除や準備等が、わかる様になっています。 講習会も課目が決まっているので、その用意をすることが出来ます。しかし茶道は実際が大事なので、資料に書けない間(ま)や微妙なニュアンスは経験のある先輩玄関に直接聞き、会話することが何よりも大切なことのように思います。
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