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唐物茶壺 銘 松花 徳川美術館所蔵 (c)徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom |
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利休の茶の湯の師として知られる道陳は、堺の舳松(へのまつ)の人で、北向の家に住んだところからかく呼ばれたといいます。
目利(めきき)として知られ、多くの名物道具を所持していました。
「松島」、「三日月」と共に天下の三名物といわれた茶壺「松花の壺」もその一つで、後に信長に献じられました。
「近頃の名人」と呼ばれ、利休に茶の指南をしましたが、永禄5年に没しました。後嗣と思われる北向道味なる人も天正10年に没しています。
道陳の墓は、堺の妙法寺(日蓮宗)にあります。
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