世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

形とふるまい

茶の湯の道具

茶の湯の楽しみ

静聴松風

茶人のことば

内弟子「玄関」の一年

茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

これまでの連載文

茶室への誘い

利休をたずねる

花所望

茶の湯の菓子

お火焚き饅頭
伏見稲荷大社 火焚祭

伏見稲荷大社 火焚祭

お下がり

お下がり

京都の町屋では11月28日を中心として「お火焚き」という行事が催されます。ことに仕事に火を使う風呂屋や染色業では、大事な行事とされます。昔はあちこちで盛んに火が燃やされたと思われます。如心斎時代の「聞書き」にお火焚きの日に茶事を催すには周囲が明るすぎるので雨戸を建てるとあります。
一般家庭では、「おくどさん」(ご飯を炊く竈)に火をくべて、火の用心を願います。今はほとんど行われることがなくなりました。第一台所に「おくどさん」がありません。それでもお供えとそのお下がりを家族全員に振る舞う習慣は残っております。お火焚き饅頭10個・みかん10箇・粟おこし1包みをお盆にのせて家族や使用人の一人ずつに配られます。子供のころには最も楽しみな行事で、そんなに沢山のおやつが得られる機会が少なかった時代に、箱などに残しておき数日間大事にゆっくりと味わったものでありました。

Japanese Tea Culture 前ページ 次ページ

表千家不審菴:表千家不審菴のこと

表千家からのご案内表千家北山会館表千家不審菴:ご覧になられての感想表千家不審菴:お問い合わせ
表千家同門会のこと
Copyright© 2005 OMOTESENKE Fushin'an Foundation. All Rights Reserved.