世界の喫茶文化
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松風楼(十一月の稽古場)
11月の立冬の頃には炉開きです。初風炉の頃から使っていた風炉を仕舞い、炉を開きます。利休は柚子の色づく頃、3代元伯宗旦は吐く息が白く見えるようになれば、炉を開くと言っています。 家元では、11月8日の稽古日から炉に替わり、この日の床には達道和尚(大徳寺瑞峯院先々代)筆の一行「I宿千年松」(I宿る千年の松)を掛け、運びの点前をするのが習いになっています。