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 洗った炭を並べて干す
一つに畳替えがあります。家元には沢山の畳の茶室や部屋がありますが、一度に全てを替えるわけにはいきませんので、決められた場所を順番に変えていきます。畳を替えると藺草(いぐさ)の香りが広がりますが、そのまま使うと足袋や着物が汚れてしまいます。畳が納まったら、まず固く絞った雑巾で拭き、次に乾いた雑巾で日に3回くらい何日も拭いていきます。そうすると、徐々に汚れがなくなり、新年を迎えます。
炭の準備も大切な仕事です。年末や年始に使う炭は沢山必要になりますので、きれいに洗い、干した後切ります。正月に使用する炭はその中でもきれいな物を使うので、数ある炭の中から選ぶのは一苦労です。
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