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十二月 年のくれ
来菴入門

来菴入門

12月は、13日に来菴入門と仕舞稽古があります。来菴入門は入門したい稽古人が家元へ直接伺います。まず祖堂の利休像へ参拝します。その後、新席で家元に入門の挨拶をし、家元から一献いただき、稽古場見学をします。また、この日で年内の稽古じまいとなり、稽古場には碌々斎筆二行「先今年無事 芽出度千秋楽(まずことしぶじ、めでたくせんしゅうらく)」の掛物を懸け、今年の無事を感謝します。この日は「事はじめ」とよばれ、正月の準備を始める日とされます。この日を境に年末や来年の初釜の準備で忙しくなります。

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