世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

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表千家の茶事

襲名の茶事 その二

而妙斎宗匠還暦・
猶有斎宗匠宗員
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楽しみのお茶

利休忌の茶事

小間のお茶

これまでの連載文

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茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

茶室への誘い

利休をたずねる

花所望

表千家の茶事第五回 懐石

ひな祭りの懐石本膳

茶事の手伝いをさせていただくことで、家元の懐石について気付いた点を書いておきます。

  覚え

一、一汁二菜もしくは一汁三菜で充
  分。
一、旬の食材を薄味(うすあじ)にす
  ること。
一、贅沢な食材は必要ありません。
一、茶事の中心は濃茶が中心で懐石で
  はありません。
一、飽食の時代だからこそ、懐石の原
  点に戻るべきです。
一、幾度も家元の茶事の手伝いをして
  いますが、料理は控え目で地味に
  仕上がっています。
一、お茶の手順は変えようがありませ
  んが、料理は、亭主の判断で工夫の余地があると思います。
一、懐石道具に関しても様々な物が必要ですが、
  これも亭主の判断で、かなり工夫の余地があると思います。

Japanese Tea Culture