|
 |
 |

植物を育てるのに大事な要素は、水と空気と日光の三つと言われています。ところが「抹茶」になる茶葉を栽培する茶畑では、4月に新芽が出たあと茶畑全体に覆いを掛けて新芽を直射日光から遮って育て、茶摘みを迎えます。なぜ植物の生育に欠かせない日光を浴びさせずに育てるのか、実は日光を遮ることで茶葉の中に旨味の元であるテアニンがたくさん生成され、濃い緑色の柔らかな茶葉になるからです。このように栽培した茶葉から「抹茶」を作りますので芳しい香りが高く、旨味の濃いお茶になります。ですから石臼で挽いて微粉末にした「抹茶」を、そのまま飲んで味わうことが出来ます。太陽をたっぷり浴びて栽培される「煎茶」を石臼で挽いても、渋くて飲めたものではありません。
|
| |
|
|