冬から春にかけて焼かれた炭を、月に2~3回、冬場は4回、北摂能勢まで仕入れに行き、店に持帰り選別して、寸法に切り、井戸水で洗い炭の粉を取り除き乾かします。
形がまばらで、真っ直ぐな真円に近い物はなかなかありませんが、樹皮がしっかり密着していて放射線状に綺麗な亀裂が入り断面が菊の花模様になっている炭が求められます。
炉用、風炉用、また流儀によっては長さや寸法、直径も多少異なります。胴炭・丸毬打(まるぎっちょう)・割毬打・丸管炭・割管炭・添炭・輪胴炭等があり、それぞれ切り分けています。1m程の長炭からどの部分を用いれば最適か、割毬打や割管炭など半分に切断する炭はどちらの面が綺麗かを見極めて作業しております。
その中でも特にお献茶用の炭はなるべく真っ直ぐで節の無い部分を選んでおります。
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