苔寺の名で知られた西芳寺は、もともと聖徳太子が別荘として建てられたのが、始まりです。
その後、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により、行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が畿内四十九院の一つとして、西芳寺をこの地に建立されたのが寺院としての起りとなります。
やがて、天災、人災があり、荒廃していたところ、1339年(暦応2年)、夢窓疎石(むそうそせき 1275年-1351年)が、摂津守藤原親秀(せっつのかみ ふじわらのちかひで)の請いに応じて西芳寺を禅寺として再興しました。
この時に現在残っています上下二段の庭園が出来ました。
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