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表千家不審菴:利休をたずねる
表千家不審菴:菊桐棗一双
菊桐棗一双
利休居士号

信長没後、秀吉の茶堂となった利休は、秀吉の天下統一と共に多くの働きをします。
特に秀吉は天正13年9月に禁裏において茶会を催すことになり、後見として利休を同道することになります。
この折、無位無冠の利休に禁中より居士号を賜ります。
当日、禁中小御所において秀吉自ら正親町天皇親王公卿方に茶を献ずるのですが、利休居士も伺候し終日茶を献じます。
利休はこの茶会に際し、菊と桐の紋の棗を好みます。これは禁中に献上されますが、これが利休好みの代表的な菊桐棗です。
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