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表千家不審菴:利休をたずねる
表千家不審菴:筥崎八幡宮 燈籠
筥崎八幡宮 燈籠
博多の利休
天正15年3月秀吉は島津氏を討つため京都より九州に兵を進めます。5月島津義久の降伏の後、6月博多の箱崎に着いた秀吉は、利休に命じて筥崎八幡宮の筥松の周りに茶室を建てさせます。ここにて秀吉や利休が茶会を催したことが宗湛日記に記されています。
利休は6月14日宗湛、宗室、宗仁を客として会を催しています。高麗筒の花入、備前布袋の茶入、今焼の茶碗、折撓の竹の茶杓を使い、橋立の茶壺の茶をひいて自ら点前をして三人をもてなしました。今、筥崎八幡宮には利休寄進の燈籠が伝わっています。
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