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棕櫚がそびえる
石橋に立って北の空を見上げると、大きな棕櫚(しゅろ)の木が目に飛び込んでくる。いや、実は表門を入り玄関に向かって歩き出すと、正面高塀の高刈り込みの上に松の木と同じように威張って棕櫚の木が一本目に入るのである。 松や杉、山紅葉、槇(まき)また黐(もち)の木など馴染みのある樹木の中で、何故棕櫚の木が一本そびえているのだろうか。
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