世界の喫茶文化

茶の湯の伝統

利休の茶の湯とその流れ

茶室と露地

形とふるまい

茶の湯の道具

茶の湯の楽しみ

静聴松風

茶人のことば

表千家の茶事

内弟子「玄関」の一年

茶の湯の歳時

茶の湯の菓子

茶室への誘い

これまでの連載文

利休をたずねる

花所望

茶室への誘い 露地の木々・棕櫚
表千家不審菴:棕櫚がそびえる

棕櫚がそびえる

石橋に立って北の空を見上げると、大きな棕櫚(しゅろ)の木が目に飛び込んでくる。いや、実は表門を入り玄関に向かって歩き出すと、正面高塀の高刈り込みの上に松の木と同じように威張って棕櫚の木が一本目に入るのである。
松や杉、山紅葉、槇(まき)また黐(もち)の木など馴染みのある樹木の中で、何故棕櫚の木が一本そびえているのだろうか。

Japanese Tea Culture 前ページ 次ページ