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如心斎筆 馬の画賛
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近年、家元に於いて正月の折り、次の賛の掛物が床に掛かりました。
小槌より 無量の宝 打いたし たゝ正直に さつけたまハる
玉兎 耳ふりたてよ 大ふく茶 おたくへ
コノ馬ニノリテ 千里ヲ飛マハレ 達者を己か むチ二こそして 新はちへ
「コノ馬ニ…」は如心斎が描かれたものになります。勢いのある馬に「千里ヲ」と書かれています。そこには如心斎の晩年に御生まれになられた啐啄斎へ、何処までも駆け巡り大いに活躍して欲しいと願う。子を想う親の気持ち。そういった思いやりを感じます。 またこの賛、即中斎が猶有斎家元の初節句の折、伏見人形に書かれたものも伝わっております。
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