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立雛の絵 汾陽正子画 而妙斎賛「桃花笑春風」
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北野天満宮では梅が咲き誇り匂いに満ちた梅花祭が終わる頃、上巳(じょうし)の節句が近づき桃が咲き誇ります。
二月の下のひと日に 生出て はやくも匂ふ 桃の初雛
ふるとしの 桃乃初雛にほひそふ なを三千年の 春そ祝はん
どちらも了々斎が自身の娘・お昭の節句の際に詠まれた詩にあたります。「二月の…」は以前にも書いた雛画賛に用いられているもので、「ふるとしの…」も同じく節句の際に詠まれたものです。こちらは了入がお昭にお祝いとして膳椀を贈られた際にとの文章と桃の画が添えられています。
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