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茶の湯の歳時 名残
茶の湯の歳時 名残
如心斎・川上不白・中村宗哲合作 御霊会連句
10月は名残(なごり)の頃となります。
開炉を控えたこの時期、茶壺の茶葉の残りを意識しながら行う名残の茶事を催す方も多いでしょう。
名残の茶事は口切の頃より使用してきた茶壺の茶葉が少なくなり古茶によって秋の名残を感じ楽しむことです。現代では美味しい茶葉が容易に手に入る為、中々この気分を味わう事は叶わないと思います。茶事の形式としましては、正午の茶事とかわる事なく取り立てて特別に用意する道具もありません。ただ晩秋を楽しむ事となります。

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