世界の喫茶文化
茶の湯の伝統
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花所望
惺斎好の好文棚に黄瀬戸水指の取合せ
玄関は「見習い」の占める割合が極めて大きく、茶の湯のほとんどがこの見習いによって伝えられ、習得されるものといえます。それは茶の稽古が単なる知識の習得や理論の蓄積ではなく、日々の生活の実践を通じ、生活あるいは自分自身を茶の心によって高めようとしているからです。 如心斎の言葉に「茶の心持(こころもち)として別になし。茶を常に臨んで改まらぬ様に、又言葉などにあやを付けて、虚(うそ)のなきように有たし」とあります。
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